水廻りDIY時に注意すべき点
水廻りの不具合はDIYで修理できます。
水詰まりの場合は、市販の薬剤を使ったりラバーカップで吸引したりする方法があります。
軽微な水漏れなら、ナットを締めるだけで直ることもありますし、大半はパッキン交換で対処できます。
昨今はDIYの解説動画が増えているので、水道管の交換や補修、設備交換といった大がかりなDIYも本人のやる気があれば可能です。
しかし、水廻りのDIYは注意すべき点が多く、素人が作業することで大惨事に発展するケースもあります。
水廻りDIYの難易度
水詰まり用の薬剤 | |
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ナットを締める | |
ラバーカップによる吸引 | |
パッキン交換 | |
防水テープを巻く | |
高圧洗浄による異物除去 | |
蛇口交換 | |
トイレの水流調整 | |
水道管交換 | |
設備交換 |
★1つの内容は不具合が直らない失敗リスクがあるものの、状況が悪化するリスクは少ないです。
★2つの内容は、水道の元栓を閉めるなど最低限の注意点を理解し、適切な手順で行えば、それほど難しくありません。
高圧洗浄は設備さえあれば難しいことではないですが、水圧のかける方向が適切でないと部屋中が水浸しになってしまう恐れがあります。
水道管や設備交換はDIYでやることもできますが、ここまでできるとセミプロレベルです。素人によるDIYで推奨できるのは★3つくらいまでです。
水廻り以外を含めたDIY経験が豊富な人でなければ、難易度の高い作業には無理に挑戦しない方がいいでしょう。
設備の種類に注意する
設備や部品を交換する場合は、必ず既存の設備に合ったものを選びましょう。
DIYをする人の多くはインターネットから情報収集をしています。
ネットの情報が正しくても、閲覧している情報がDIYする水廻り設備とタイプが異なる内容だと当然うまくいきません。
部品を購入する際に不安があれば、元栓を止めた上で取り外しだけ行い、現在付いている部品をホームセンターのスタッフに見せて確認を取ると安心です。
昨今は必要な物を全てネット通販で調達できますが、届いた部品や設備が合わずに失敗する事例が多いです。
初歩的なミスをしない
ボルトやナットの増し締めを怠り、取り付ける水道管や部品の向きが間違っていると正しくつきません。
一部では強引に力を入れれば取りあえず設置できるものもありますが、しっかり噛み合っていないとすぐに外れてしまいます。
水廻りのDIYに不手際があると、部品が外れて大規模な水漏れを起こすリスクがあります。
DIYの失敗によって家の家電を壊して、部屋中を水浸しにしてしまう失敗事例が多数あります。
作業していて少しでも不安を感じたら入念に確認をして、一度取り外してやり直すなどしながら確実な施工を心がけてください。
水廻りは常に水圧の負荷を受けています。その他のDIYを適当な施工で誤魔化して満足している人は特に注意してください。
必要な情報は一字一句しっかり読んで慎重な作業をできる人でなければ、水漏れリスクがあるDIYには手を出さない方がよいでしょう。